POPちゃんねる

働くPOPで日本を元気に!
さぁ、朝3時33分起きの「POPスター」の出番です。2012年3月に出版した著書「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」(ナツメ社)はすでに第5刷!秘伝の「働くPOP」を地域や企業、個人へ伝授。年間150回を超えるセミナー活動は口コミで拡大中!「POPで日本の景氣回復!」を本氣で志します!

投稿記事一覧 > 2014年04月

このブログを書いている人

沼澤 拓也(ぬまざわ たくや) 沼澤 拓也(ぬまざわ たくや)

プロフィール

  • 株式会社 ピーオーピーオリジン代表取締役
  • 札幌商工会議所付属専門学校 非常勤講師
  • 商店街活性化推進調査研究チーム所属

等々、詳しいプロフィールは
オフィシャルサイトに掲載中です。

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【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第2章〕1

2014.04.27

〔第2章〕 高大は日本のPOPに取り組んだ。

第1節―1)

【前回、第1章までのあらすじ】 難題にぶつかると父の墓前で話しかける高大であった。そこには、すでに政界を引退していた以前党の幹事長や外務大臣などを歴任された土田耕三がいた。高大が唯一と言ってよい、とても信頼している人物であった。父の大親友でもあった。この国のお客さまを定義できずにいた高大は、土田に尋ねた。「それは君の内に答えがある」土田のこの一言が、解決どころか高大の悩みは一層深くなっていた。

 

 

 結局、この国のお客さまを定義できずじまいだった。そこで高大は、『POP最強のルール』の先を読み進めた。この本の中に何かヒントが書かれていることを念じていた。この思いは意外と早く叶った。

 するとそこにはこうあった。 

 8マスシートでお客さまの心が見えてくる(第1章 ポイント3)

  ―――8マスシートって何だ?

 高大の関心はとても高まり引き続き読み進め、次にこう書いてあった。

 

―――――――――――――――――――――

 8マスシートでは、お客さまの購入という行動だけでなく、さらにその先にある満足を超える感動まで想定します~ ~お客さまに感動を与えるために、店主・スタッフはPOPを通して何を伝えることができるのでしょうか。(31頁)

―――――――――――――――――――――

 

 ―――そうだったのか!感動を与えたい対象がお客さまだったのか。

 高大は一筋の光を見つけることができた。しばらくその喜びに浸っていたがすぐに次の疑問が彼を襲った。

 ―――この国が感動を与えたい対象は誰なんだろう?

 高大は考えた。

 ―――やはり国民なのか?

 しかし、高大には持論があり、国民はチームメイトであった。一緒にこの国を繁栄させる上で欠かせない仲間であった。国民の力なしに内閣や国会、官僚だけでは困難なことを知っていた。仲間のみんなで幾多の困難を乗り越え、悲しいときには共に泣き、うれしいときには共に笑う。このような関係を国民と築くことをイメージしていた。

 もし仮に国民がチームメイトで無かったとすると、高大にとって、この国のトップという立場で誰の視点で働けばよいのか、さらに迷走を始めることになるのだ。

 これまでの政治がそうであったように結果、議員や官僚の視点で働くという状況を招くことになるのだ。

高大は、それだけは避けたかった。どうしても国民がチームメイトであり、明確なお客さまを定義しなくては、この国の繁栄は望めないのだ。

 高大は解決の糸口となるヒントを探すためにさらに読み進めた。そして、とても興味深い頁にたどり着いた。

 

【予告】 相変わらずこの国のお客さまを定義できずにいた高大だが、「POP最強のルール」を頼りに読み進めていくと、ある図解が明示されていた。

【問題20】 POPスター認定「働くPOP」検定 対策問題

2014.04.26

下記の( b )の中に適当と思わる語句を挿入する問題です。

【問題20】POPがうまく機能する環境づくりに必要で、今とても注目されているなツールが( b )です。このツールでスタッフみんながPOPを共有することで、次に制作するPOPの精度を高めることが可能となります。

解答は、次回【問題21】に記載します。

前回【問題19】の解答  … × お客さまから見えないように
                    用紙の裏面に使う。
  ※「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」p158参照

【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕17

2014.04.20

〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った 

第5節―2)

 【あらすじ】 国にとってのお客さまって誰なのだろうか?高大にとって、いや彼だけではない、この日本にとって最重要課題である〝お客さま〟を、まだ定義できずにいた。この日本にとって最重要課題である〝お客さま〟をはたして定義できるのか?

 

 

「やはり今日も来ていたんだね」

 背後から声がしたので高大は振り返った。すでに政界を引退していた以前党の幹事長や外務大臣などを歴任された土田耕三であった。3カ月前の月命日の日にもここで会っていた。

 高大が唯一と言ってよい、とても信頼している人物であった。党首選の際、父に一票を投じた大親友でもあった。

「おはようございます」高大は頭を下げながら挨拶した。

「総理大臣になって1年になるが、政権運営のほうはどうかね?」

「以前とまったく変わりはありません。悪い意味で長年積み重ねた常識を変えることに強い抵抗があるようです」

「まだ若い高大くんは失うものなんかないから思うように取り組んでみたらどうだ。君のお父さんが変えようとしたように」

「そのつもりです」

「20年前、君のお父さんが総理大臣になっていたら日本の政治は変わっていただろうね。少なくとも政治家は国民のために働いていただろうね」

「1年前、私は党内の議員の皆さんの期待を受けて就任しました。その期待が何であるか知っています。派閥に属さない私の立場が党の分裂を避けるに必要だったからです」

「今の党内は以前の派閥政治に戻ってしまった。志を全うする政治家ではなく、職業としての政治屋が増えてしまった。勝ち馬に乗る、そんな政治屋がこの国を駄目にしたんだ」

 土田はこう言ったあと、墓前に手を合わせた。そして、

「20年前の党首選で君のお父さんを裏切ったこの政治の世界をまだ恨んでいるのかね?」

「………」高大は何も言わずコクリとうなずいた。

「そうか…」

 このとき土田の様子が氣になった。何か高大に話したそうな氣配がした。3カ月前もそうであった。

「私で役に立つことがあったら遠慮なく言ってくれ」

 土田が高大の肩をたたき帰ろうとしたとき、

「それでは一つお聞きしてよいですか?」と、高大が言った。

「もちろん!」

 高大は悩みに悩み続けていた次のことを聞いてみることにした。

「この国にとってのお客さまは誰なのでしょうか?」

 このとき高大は土田の表情を見て、この答えを知っていることを確信した。

「その答えはお父さんが知っているよ」

「父が…」

 高大は驚きを隠せなかった。

―――なぜ父が知っているのだろう?父も同じことに悩んでいたのだろうか?

「それは君の内に答えがあるということだ」

 そう言って帰っていった。

―――自分の内にある?

 高大は解決どころか悩みが一層深くなっていた。

 

(第2章へ)

 

 

【予告】 第2章 「高大は日本のPOPに取り組んだ。」の章へ!

【問題19】 POPスター認定「働くPOP」検定 対策問題

2014.04.19

 

下記の文章を読んで、正しいか誤りを判断する正誤(○・×)問題です。

【問題19】POPを貼り付ける際に使用する粘着テープは、慎重に使って見栄えよくがポイントです。透明な粘着テープだけは、大胆に使用できるため便利なツールです。

解答は、次回【問題20】に記載します。

前回【問題18】の解答  … 立てて
  ※「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」p92参照

【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕16

2014.04.13

〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った 

第5節―1)

 【あらすじ】 国にとってのお客さまって誰なのだろうか?高大にとって、いや彼だけではない、この日本にとって最重要課題である〝お客さま〟を、まだ定義できずにいた。

 

 今日5日は、高大の亡き父(享年65歳)の月命日であった。昨年の11月5日に亡くなった父は、20年もの間、闘病生活を送っていた。

 それは突然の出来事であった。

 実質的に総理大臣を決める党内の党首選挙のさなか、高大の父は体調を崩し倒れたのだ。何事もなければ党内の議員からは圧倒的な支持を得ていた父(このとき45歳)が間違いなく党首に選ばれていたのだが、結果、199票対1票の大惨敗であった。

 亡き父が志していたトップに立って日本の☆党・派閥政治を壊し、いやそれどころではなく一つひとつの政策を☆党・派閥を超えて議論しあう政治につくり変えようとしていたが、あと一歩と言うところで成し得なかったのだ。当時、高大は15歳であった。

 この件で高大は長年派閥を超えて苦楽を共にしていた仲間の議員たちが父を裏切ったと今でも恨んでいたのだ。

 青山にある父のお墓を参拝するのが高大の習慣であった。

 自宅から歩いて30分のところにあるため、早朝のウォーキングコースになっていた。以前からウォーキングは習慣であったが、父が亡くなってからはお墓参りがコースとなっていた。

 習慣にした理由はそれだけではなかった。ここに来るとなぜかパワーを注入される感覚を抱いていた。

 そう感じていたから、何か難題に遭遇すると必ず墓前で話しかけた。今日もそうであった。そして、最重要課題である次のことを聞いてみた。

 「この国にとってのお客さまは誰なのでしょうか?」

 もちろんこたえが返ってくるはずがなかった。しかし、何となく氣持ちが落ち着いた。せっぱ詰まっていては良い結果は得られないと、あの本に書いてあったことを思い出した。

 このとき、高大は次のように感じていた。

 ―――この質問を繰り返せば、ひょっとするとヒントが見つかるかもしれない。

 

 「やはり今日も来ていたんだね」

 背後から声がしたので高大は振り返った。 

 

【予告】 この日本にとって最重要課題である〝お客さま〟が定義できる?