POPちゃんねる

働くPOPで日本を元気に!
さぁ、朝3時33分起きの「POPスター」の出番です。2012年3月に出版した著書「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」(ナツメ社)はすでに第5刷!秘伝の「働くPOP」を地域や企業、個人へ伝授。年間150回を超えるセミナー活動は口コミで拡大中!「POPで日本の景氣回復!」を本氣で志します!

投稿記事一覧 > 【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕10

このブログを書いている人

沼澤 拓也(ぬまざわ たくや) 沼澤 拓也(ぬまざわ たくや)

プロフィール

  • 株式会社ピーオーピーオリジン代表取締役
  • 札幌大学非常勤講師
  • POP広告クリエイター技能審査専門委員
  • 札幌商工会議所付属専門学校 非常勤講師
  • 商店街活性化推進調査研究チーム所属

等々、詳しいプロフィールは
オフィシャルサイトに掲載中です。

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【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕10

2016.10.20
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〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った

第2節―3)

 

 【あらすじ】 高大は「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」を手に取り、それを開いた。そしてそこにあった一文に、くぎづけとなった。

 

 〔一文〕お客さま視点のPOPをつくることが第一歩 (第1章 ポイント1)

 

 しばらく高大はそのページにある図解に夢中になって見ていた。

 

 ―――お客さま?…

 その姿を見ていたスタッフの彼女が笑顔でこう言った。

 「その本、差し上げますか?先日のセミナーに社長とふたりで参加し、店にもう一冊あるので」

 ついついお言葉に甘えそうになるところであったが、

 「ありがとう。でもちゃんと本屋に買いに行きますから」と、我に返った。

 「ちなみにこの商店街に本屋さんはありますか?」と、高大は尋ねた。

 「3軒隣にあります。国道方向に。でも無いかもしれませんよ。小さな本屋さんですから…」と、彼女が教えてくれた。

 別室にいたスタッフの人たちが高大に氣づいたらしく店主さんも含めみんな集まってきた。

 

 「店主さんですか?」高大は年配の男性に声をかけた。

 「そうです。まさかうちに来るとは…」店主さんは驚いていた。

 「商店街に視察に来るとは聞いていましたが、うちに来てもこのとおりただの薬局ですから得るものなんてないでしょう」店主さんは頭をかきながら言った。

 店主さんが考えていた以上に高大には得るものが大きかった。そのことに高大本人もまだ氣づいていなかった…

 

 ここは創業87年、店主さんが三代目であることが分かった。

 「素晴らしいスタッフの方ですね」高大が店主さんに伝えると

 「何か失礼なことはなかったですか?」と、尋ねられたので

 「失礼どころか、すごいものを見させて頂きました」と、高大は彼女が描いていたPOPを指さした。

 「この子は描くことが好きなんです。店内のほとんどはこの子が描いているんですよ」と言いながら店内に貼ってあるPOPを示しながら説明してくれた。

 「私がこうしたいあうしたいということを手描きPOPで表現してくれるからとても助かります。今ではこの子自身のモチベーションが高まっているのですごい戦力になってくれています。情報発信がこれまで以上に成果をあげていますし、そのうえ店内がとても明るくなりました。おかげさまでお客さまにも好評ですし、リピート客が増えました。スタッフみんなもこの子のPOPで楽しませてもらっています。うちには欠かせない人財です」店主さんは誇らしげに語った。

 近くで聞いていた女性スタッフはとてもうれしそうであった。

 高大はますますPOPのことが氣になりはじめていた。

 

 【予告】 POP広告に興味を抱き始めた高大と、その威力を語る店主。

 

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