POPちゃんねる

働くPOPで日本を元気に!
さぁ、朝3時33分起きの「POPスター」の出番です。2012年3月に出版した著書「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」(ナツメ社)はすでに第5刷!秘伝の「働くPOP」を地域や企業、個人へ伝授。年間150回を超えるセミナー活動は口コミで拡大中!「POPで日本の景氣回復!」を本氣で志します!

投稿記事一覧 > 【小説】 もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕12

このブログを書いている人

沼澤 拓也(ぬまざわ たくや) 沼澤 拓也(ぬまざわ たくや)

プロフィール

  • 株式会社ピーオーピーオリジン代表取締役
  • 札幌大学非常勤講師
  • POP広告クリエイター技能審査専門委員
  • 札幌商工会議所付属専門学校 非常勤講師
  • 商店街活性化推進調査研究チーム所属

等々、詳しいプロフィールは
オフィシャルサイトに掲載中です。

最新記事

カレンダー

2016年10月
« 9月   11月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

カテゴリー

月別アーカイブ

その他

【小説】 もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕12

2016.10.27
Pocket

〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った

第3節―1)

 

 【あらすじ】 高大は「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」を購入しに、薬局の女性スタッフに教えてもらった商店街の本屋へ向かった。

 

隣、またその隣のお店も訪問した後、本屋さんにたどり着いた。確かに小さいが高大は好きなタイプの本屋さんだった。

〝中学生はこれを読め!〟や〝売れない文庫本フェア〟など、他の本屋さんとは異なる雰囲気を醸し出していた。

それこそ店内には手描きPOPが貼付されていた。

 

「こんにちは!」と、高大はレジにいた男性に挨拶をした。

「いらっしゃい」と、その男性はやさしげな声で迎えてくれた。

「『繁盛店が必ずやっている POP最強のルール』(以降、POP最強のルール)っていう本、取り扱っていますか?」

本のタイトルが長くて覚えづらいので、先ほどのお店でメモしたものを見ながら尋ねた。

「あっ、ありますよ」と、男性が言った。そして目の前の棚を指差した。

私は驚いた。1冊ではなく、3冊。いわゆる平台に積まれていたのだ。

 

―――何でこんな小さな売場にこの本が場所を無駄に使っているのだろう…。

高大はこの本を手に取り「これください」

そして不思議に思ったことを尋ねた。

「なぜ3冊もあるんですか?」

「急にこの本の問い合わせが増えてね。それで5冊発注したんです。他に買いに来た人に聞いたらこの商店街で手描きPOPセミナーがあったらしいのです。そのときの教材だったようで、参加した人の口コミで知れ渡ったようですよ。すでに2冊売れました。でもなんで総理大臣が?」逆に男性は不思議そうに尋ねた。

「口コミです(笑)」と、高大はこたえた。

そして、この本代1728円(税込)を支払ってから男性とPOP談義となったのだ。

 

「失礼ですが、店主さんですか?」高大は尋ねた。

「はい、そうです。久住と申します」と、丁寧にいった。

「まさかこの本を総理大臣が買いに来るとは驚きです。POPに興味があるんですか?」久住さんが尋ねた。

「久住さんのところを訪ねる前に4店寄ったのですが、そのうちの2店で目にしたのです。それでどんな本なのか興味をもちました。POPって全く意識しないで普段買い物していたことにまず驚き、理論や描き方である技能があることにまた驚きました」

「私もです。大事だということは知っていましたが、ちゃんとした描き方があるのはなんとなくしか知りませんでした。いわゆる検定試験もあるようですよ」と、久住さんが教えてくれた。

「検定試験ですか!」高大はさらに大きな衝撃を受けた。

 

【予告】 POPに検定試験があることや、久住さんが実際に描いたPOP、その他の取組みに接した高大はますます夢中になり始めていた。

 

<ご案内> ベストセラー作家が登場する「特別講演会」のすべては、
      下記添付リーフレットでご確認ください(^^)

POP甲子園 特別講演会

 

#手描きPOP #手書きPOP #POP広告 #POP甲子園
#POPコンサル #POPコンサルタント #POP講師
#POPセミナー #POP講習 #総理大臣