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【小説】 もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕14
〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った
第4節―1)
【あらすじ】 『POP最強のルール』を手に入れた高大は、早速ページを開いた。
この本を手に入れたかったのは、p26に記載してあった次の言葉に心を奪われたからだ。
お客さま視点のPOPをつくることが第一歩 (第1章 ポイント1)
そして、このページにあった図解が氣になったからだ。
高大はまずその前に〝POP〟について調べてみた。同じページに次のように書かれていた。
―――――――――――――――――――――
POPとは、point of purchase (advertising)の頭文字であり、一般的に購買時点広告と訳されます。わかりやすく表現するとお客さまが買い物をする場所の広告です。
―――――――――――――――――――――
そして、続けてこのようにも書かれていた。
―――――――――――――――――――――
買い物をするお客さまは「何を必要としているのだろう?」「何に興味があるのだろう?」「何に悩んでいるのだろう?」など、お客さまの立場や都合で考え、制作した広告がPOPです。
―――――――――――――――――――――
ここを読んでPOPの意味は理解できた。しかし、難問が高大を襲っていたのだ。〝お客さまが買い物をする場所の広告〟〝お客さまの立場や都合〟
―――国にとってのお客さまって誰なのだろうか?
高大はまず〝お客さま〟というところで迷走していた。
―――国民なのか…?
国民のようで国民ではない。高大の考えはまとまらなかった。彼の考え方からすると国民はチームメイトであったからだ。
例えば、会社であれば社員、野球チームであればナイン、サッカークラブであればイレブンであった。
このことが解決できなければ〝お客さま視点〟が理解できないことになるのだ。総理大臣として重要な業務がたくさんあったが、それより日本にとって〝お客さま〟を明確に定義することが重要であると確信していた。
【予告】 さらに読み進めた高大は、恐怖で全身が震える感覚に襲われるのである。
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