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【POP広告】 今から実践!集客促進として生かす手描きPOP
従来から「POP広告」は〝買上促進〟であり、「チラシ広告」は〝集客促進〟の販促ツールと言われています。「チラシ広告」で来店客数を高め、「POP広告」によって客単価を上げるという両方のメディア(媒体)を組合せることで売上アップを図る、いわゆる「メディアミックス」が効果的と考えられています。
最近、「チラシ広告」の効果がなくなってきたと嘆くお店の声も増えていますが、集客力ダウンは商売にとってダメージが大きいことは言うまでもありません。
それでは、「POP広告」で〝集客促進〟はできないのでしょうか?もちろん来店客数を高めることは可能です[下記画像]今回は、〝集客促進〟として役立つ「POP広告」を3つに絞って提示します。
(1)ランキングPOP
お客様は「ランキング」にとても関心を抱きます。これは人間の心理で〝市場動向〟や〝他人の購入状況〟が気になるのです。消費の多様化の時代ですが、間違いなくこのような動向や状況は参考にしています。なぜでしょうか?それは人間が「恐怖心」という存在に常に悩まされているからです。大きなことであれば自分の将来、小さなことであれば明日遅刻しないかなど、数え切れないほどたくさん抱えています。例えば、お店へ買物に行った際の「恐怖心」とは、「この商品を買うことは自分にとって最善の選択なのか?」どうしても気になるのです。そこで〝市場動向〟や〝他人の購入状況〟をヒントに商品選択をしているのです。お客様によっては、自分自身では判断できず「ランキング1位」の商品を購入するというケースがとても多いのです。この「ランキングPOP[下記画像]」を掲示しておけば、お客様の「恐怖心」を取り除いてあげることができます。その結果、購買行動へ結びつき、なお且つこのお店に対してのロイヤルティ(忠誠心)が強くなり、お客様側から接触してくれる確率が高くなるのです。
(2)マスコミ紹介POP
「マスコミ(マスコミュニケーション)」とはテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのツールを通じて多くの消費者に情報を伝達することです。テレビで宣伝中や、雑誌に掲載された商品をPOP広告で紹介することを「マスコミ紹介POP[下記画像]」と言い、これも先の述べた「メディアミックス」の一つです。
人間は最新の話題やトレンドに敏感で、誰よりも先にゲットしたい!という欲求をもっています。テレビでいつ放送されたなどや、新聞雑誌の記事をPOP広告に貼り付けるなどして店頭・店内を「マスコミ紹介POP」で上手にアピールします。常に新しい情報を発信してくれるお店へお客様は意識も視線も引き付けられるのです。
(3)予告POP
テレビドラマはなぜ見続けてしまうのでしょうか?それには「次回の予告」の存在が欠かせません。これを商売で活用してください。売場で「次回の予告=入荷予告」を見かけたことがありますか。ここ最近増えてきましたが、依然まだ少ない状況です。この「入荷予告」を記載した「予告POP[下記画像]」を戦略的に取り入れることで、今まで「チラシ広告」だけに頼っていた〝集客促進〟がさらに強化されます。
商売はテレビドラマに通じるところがあります。例えば、安定した視聴率をあげること、これは来店客数の確保と類似します。ドラマにストーリーがあるように、商売にもビジョンがあります。このストーリーを展開・発展させるには「予告」の存在がとても重要です。ぜひ、商売に「予告POP」を取り入れてください。
今回提示した「POP広告」はすべてのお店で活用できます。人間の心理を分析するとこの3つのタイプはとても重要なことが理解できます。上手に商売に取り入れ、ぜひ実践してください。
まだまだこれら以外にも〝集客促進〟に役立つ「POP広告」が存在します。以前にも述べましたが、売り手側が考えている以上にお客様にとって「POP広告」は“人生のナビゲーター”の役割を果たしています。