POPちゃんねる

働くPOPで日本を元気に!
さぁ、朝3時33分起きの「POPスター」の出番です。2012年3月に出版した著書「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」(ナツメ社)はすでに第5刷!秘伝の「働くPOP」を地域や企業、個人へ伝授。年間150回を超えるセミナー活動は口コミで拡大中!「POPで日本の景氣回復!」を本氣で志します!

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沼澤 拓也(ぬまざわ たくや) 沼澤 拓也(ぬまざわ たくや)

プロフィール

  • POP学 創始者
  • POP広告検定 技能審査専門委員
  • 大学非常勤講師
  • チームPOPジャパン™ 主宰
  • POP甲子園 審査委員長
  • 株式会社ピーオーピーリジン 代表取締役

等々、詳しいプロフィールは
オフィシャルサイトに掲載中です。

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【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕9

2016.10.19

〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った

第2節―2)

 

 【あらすじ】 商店街視察で訪れた薬屋さんで目の当たりにした光景のづづき…

 

 「これはPOPです」彼女が言った。

 高大は、そこに置いてあった本に氣づいた。これが「繁盛店が必ずやっている POP最強のルール」との出会いであった。

 しかし、本当の出会いはすでにこの商店街を訪れたときに始まっていた。高大は1店目でもこの本の存在を目にしていたのだ。

 「この本は?」と高大が尋ねると、

 「POPの考え方や描き方、キャッチコピーのつくり方などが書いてあり、いろいろ参考にしています」と、彼女が言った。

 「POP?」高大は何のことやらさっぱり分からなかった。

 「これです。マンガと勘違いされた。今私が描いているこの広告です」このとき彼女が描いていたのがPOPだと理解した。

 「これPOPって言うのですか?」

 「見たことないですか?たぶんどこのお店でも使っています。パソコンで作るお店もありますけど、うちは手描きが多いです」

 

 高大は正直こう思った。

 ―――今どき手描き?

 

 「先日、この商店街で手描きPOPセミナーが開催されたんです。そのときの教材でした」と彼女が言った。

 高大は「繁盛店が必ずやっている POP最強のルール」を手に取り、ちらっと開いてみた。

 「すべてのページがカラーだからとても分かりやすいのです」と彼女が笑顔で言った。

 普段、自分が読んでいる文字だらけの本とは中身が全く異なり、イラストや写真、図解などもあり、POPのことを知らない自分でも全体像を理解するのに時間は必要ない体裁であった。

 高大ももちろん買い物をするわけだが、POPの存在は意識したことがなかったし、このものにちゃんとした理論や技能があることなど知る由もなかった。

 アートのようでアートではないのだろう。かといって単なるポスターや広告とも違うような表現にグッと引き込まれとても興味を抱いていた。数ページめくっていくと氣になるタイトルがあり、高大は次の文章に視線をとめていた。

 

 【予告】 高大の視線をくぎづけにしたその一文とは!

 

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キャッチコピーを超える「1行コミュニケーション」 いわゆる「いちコミ™」 (9)

2016.10.15

◎ わずか1行のメリット~ノイズのない情報伝達~

 

あらゆる存在は、伝えすぎる傾向にあります。

だから、伝わらなくなるのです。

わずか1行だから存在に興味を抱くのです。

情報伝達は発信者と受信者がいて成立します。

問題なのは、受信者がいるだろうという思い込みです。

発信すれば、誰かが受信するとは限らないのです。

 その原因は、情報を歪曲させるノイズ(雑音、騒音)です。

 ノイズが発生するメカニズムには3つあります。

 

①  発信者が発生させるノイズ

②  受信者が発生させるノイズ

③  両者に発生するノイズ

 

 ①発信者が発生させるノイズとは、まさに問題として挙げた伝えすぎることがひとつです。無駄な情報まで付け加えるため、ノイズを生んでしまうのです。この場合、受信者に伝わったのだろうかという不安が余計なものを発してしまうことになるのです。これ以外によくあることが、専門用語を使ってしまうことです。受信者の知識や環境をよく理解したうえでの使用を考えるべきです。

 ②受信者が発生させるノイズとは、発信された情報を解読するときに生まれます。例えば、「動物」の絵を複数の人に見せた後に「食べられる」と伝えると、ある人は自分がその「動物」を食べると答えます。別なある人は、逆に自分がその「動物」に食べられてしまうと答えます。同じ言葉で伝えてもこのように認識の違いが現れるのです。これが解読のときのノイズなのです。これまで育ってきた生活環境や教育環境などで解釈が異なるのです。

 ③両者に発生するノイズとは、使用媒体や伝達経路が考えられます。インターネットを介した方がよい情報をテレビで伝えたり、直接お詫びをするべきところをメールで伝えたりすることです。また、競合という存在もノイズになります。

 

ノイズ図

 

 

  1行コミュニケーション「いちコミ™」は、これらのノイズを排除することが可能なため、「存在価値」が伝わるのです。

 詳しくは、後章で開示します。

 

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カテゴリー:いちコミ

キャッチコピーを超える「1行コミュニケーション」 いわゆる「いちコミ™」 (8)

2016.10.14

◎ ココが違う(2)!1行コミュニケーションを活かさない存在、活かす存在

 

 3点を明確にし、目標を設定しました。

 今度は「何のために」という目的を明確にします。

 目標設定の際「1)誰とコミュニケーションする1行なのか?」で絞った「誰と=コミュニケーションする対象相手」をイメージしながら目的を明らかにします。

 このときに考えること。

 それは!

 

☆  コミュニケーションする対象相手をどのように変える1行なのか?

 

 「変える」といっても何を変えるのか?いろいろありますが、主に「考え」や「感情」、「行動」に働きかける変化になります。

 自社という存在は、「コミュニケーションする対象相手」にどのような変化を提供できるかを明確にするのです。

 「平日17時まで働いている◇◇丁目の4人家族の○○奥さん」にどのような変化を与えることができるかを考えるのです。

 例えば!

 

a 商品

 「毎日の家事から解放する人材派遣を提供」

 「午前中働くだけでよくなるほど家計を助ける食材の提供」

 「疲れた主婦をいやす商品を提供」

 

 次に、商品というケースで考えてみます。

 「トマト嫌いな◇◇小学校の○○君」にどのような変化を与える商品なのか。

 例えば!

 

b メニュー

 「果物のように甘いトマトを生産し、食べられるようになる」

 「憧れのスポーツ選手が嫌いなものを小さい頃に克服したエピソードの本によって感情に変化が起こる」

 「トマト以外で同様の栄養が補える商品を摂取する」

 

 そして、自分という存在で考えてみると、

「◇◇社人事部採用課、電話の声が高い○○課長」にどのような変化を与えることが可能なのか。

例えば!

 

c 営業パーソン

「人材探しの時間を減らすお手伝いができ、採用の効率アップ」

「すでにスキルを身につけた即戦力の紹介ができ、生産性の向上」

「部長への昇進をサポート」

 

 以上、1行コミュニケーション「いちコミ™」に欠かせない準備と、支柱になる考え方を解説しました。

今回明示した多くの1行は最終形ではありません。

この準備を怠ると、単なる1行にほかなりません。

単なる1行と、「存在価値」を伝える1行コミュニケーションとの違いがココにあります。

 

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カテゴリー:いちコミ

【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕第1節-8)

2016.10.13

〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った

第2節―1)

 

 前回の商店街視察から一週間が過ぎていた。欧州各国を訪問し、「食に関するレセプション」等に出席してきたのだ。

 そして今日は地方に来ていた。農業、商業、観光等の現場を視察するため訪問していた。

 今日ははじめから商店街の視察がスケジュールに組み込まれていたため、数店訪ねる時間があった。

 

 一店目は、老舗のお菓子屋で創業138年、応対してくれた店主さんは四代目であった。

 「お疲れでしょう…」お店に入ってすぐにお茶を出してくれた。

 「有難うございます!」一口含んで2つ3つ会話をしてから視察の主旨を伝え、いつものように3つの質問を投げかけた。

 

 「一つ目ですが、お店で代々受け継がれていることは何ですか?」

 「当たり前ですが、暖簾(のれん)ですね。20年ごとに新しい暖簾に代えていますが、生地の色、書体、この書体は初代が書いたものです」

 「達筆でいらっしゃったのですね。ほんと素晴らしい字です」

 「いわゆるロゴですね。この字を当店の包装紙にも紙袋にも使っています」

 

 「二つ目ですが、お店で習慣にしていることは何ですか?」

 「毎朝、お茶を煎じます。このお茶は当店のお饅頭にとてもあうのです」店主さんは笑顔で言った。

 「お菓子の仕込みはもちろんですが、このお茶も美味しくなるようにお湯の温度や茶葉の量など計算しています」

 このお店は試食を豊富に取り揃えていた。店主さんから奨められ一番人氣のお饅頭をお茶とともに頂いた。

 「おー、これはしっとりとしていて味に深みがありますねぇー。うん、美味しいです!」

 高大が感想を言うと店主さんは満足そうであった。

 「この味ももちろん変えていません」

 一個ペロリと頂いた後に質問を続けた。

 

 「最後の三つ目です。ご商売を通じて未来に残したいことは何ですか?」

 「職人さんです!」

 「なるほど!」

 「この日本から職人がドンドン減っています。もし全くいなくなったら日本の価値や強みってどうなるんでしょうね。技術の伝承もそうです。これはとても恐ろしいことです」

 高大は総理という立場で全国の職人さんや町工場の技術者と出会う機会がとても多いのだ。店主さんが話すことに共感せざるを得なかった。

 「うちは機械化しません。しないというより機械では作れないからです。機械化できないところが当店が代々商売をさせて頂ける要因だと言えます。職人になりたいという子供たちはとても多いです。うちはお菓子作りだけではなく次世代の職人を育てる取組みをしています」

 しばらく店主さんとの会話が続き、まだまだ聞きたいところであったが、次のお店を訪ねた。

 

 次のお店はドラッグストアというより昔ながらの薬屋さんであった。

 自動ドアを開けると「いらっしゃいませ!」と明るい元氣な声が響いた。レジにいた若い女性スタッフが応対してくれた。

 思った以上に店内は広くスタッフもこの女性を含め5人もいた。他の4人はガラスで仕切られた別室で何やら作業をしていた。

 この女性スタッフは手にマーカーを持ち、何か描いていたようだ。良く見ると四コママンガであった。

 「漫画家さん志望ですか?」マンガ好きなスタッフさんなのかと勝手に思い、ガンダム世代の高大は話しかけた。

 「いいえ…」彼女は困ったような笑みを浮かべてこう言った。

 「これはPOPです」彼女が続けて言った。

 

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【小説】もし日本の総理大臣がPOP広告を描いたら〔第1章〕第1節-7)

2016.10.12

〔第1章〕 高大は『繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール』と出会った

第1節―7)

 

 

 店を閉じることを考えていた店主の話を聞いた高大は、息子である三代目の思いを聞くことにした。

 「お父さんから聞きました。お店を閉じることを考えていると。三代目はどう思っているのですか?」

 「正直、閉じたくありません。長年ご愛顧頂いているお得意さんのことを考えると続けたいです。でも現実を考えると今後もっとこの業界は厳しくなることは目に見えています。20年前に出店した大型店の影響は確かにありますけど、それ以上にコンビニや大手ミニスーパーの出店が始まるとお手上げです」

 「この商店街で出店計画はあるのですか?」

 「まだ聞いていませんが、このように空き店舗が多いですから出店しようと考える企業はあると思います。この辺は高齢化が進んでいますから大型店には行かなくなり、歩いて行ける近くのお店の需要が高くなります」

 「それだったらご商売を続けられるのではないですか?」

 「大型店より脅威なコンビニや大手ミニスーパーは必ず出店してきます」

 

 高大は三代目と話をしていて3つの質問をどうしても聞いてみたくなった。

 「お父さんにもお聞きしたのですが、3つ質問させてください。一つ目ですが、お店で代々受け継がれていることは何ですか?」

 「当たり前ですけど、お客さまですね」

 ―――お父さんとは何か違う…

 

 高大は少し期待でワクワクしていた。

 「次に二つ目ですが、お店で習慣にしていることは何ですか?」

 「10円玉ですが、輝いている新しい10円玉をお釣りのときに渡しています。毎日、近くの銀行窓口で古いのと交換しています」

 「最後の三つ目です。ご商売を通じて未来に残したいことは何ですか?」

 「生産者の思いです。トマトであってもそれぞれ品種も異なれば、品種が同じであっても土壌が異なります。生鮮一品一品の価値を伝えたいです。そして、価格の安さで選ぶ消費者ではなく、生産者さんの思いに対して購入してくれるお客さまを増やしたいと考えています。消費者だけではなく生産者も笑顔になる商売がしたいです。きっとこれは自分だけが得をする社会ではなく、皆で思いを分かち合う社会になるのではないでしょうか。話が取り留めもなくなりましたが(笑)」

 

 三代目の思いを聞いて彼が他の仕事に転職してしまうのはとても惜しいと高大は思っていた。

 「三代目には、脅威が脅威ではないものとできる資質があると感じます。そしてお父さんには20年前の大型店出店の脅威を乗り越えてきたという素晴らしい経験があります。この資質と経験は宝ですね。新たな脅威を乗り越えられるくらいの宝ですよ。金銭的な事情はわかりませんが、もう一度お父さんと話し合ってみたらどうですか?」

 

 こう言い残した高大はお父さんにも挨拶をして、この後、公的団体の表敬を受けるために急ぎ官邸に戻った。相手を待たせてしまったようだ。時間を忘れるくらい食料品店で熱くなっていたようだ。

 

 【予告】欧州各国を訪問し、1週間が経過した。

 

 

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