俳句の夏井先生と出演者のやりとりが面白い「プレバト」
視聴率も高く、特に名人10段の梅沢さんとのバトルはいつも楽しくみている。
俳句の魅力を視聴者にわかりやすく伝える番組内容と、
ハマちゃんの軽快な番組進行がバトルにコントラストを添えている。
この番組に「手描きPOP」をテーマにすることを企画してみた(笑)
勝手に企画! POPの専門家が才能査定
お題(テーマ)は、スポンサー企業の商品。
番組内で宣伝にもなるので、喜んで商品を提供してくれると思う。
もし問題があるなら、「旬の農水産品」はどうだろうか!
例えば、春は「かつお」夏は「スイカ」秋は「さんま」冬は「イチゴ」
俳句に季語があるように、手描きPOPのコーナーにも季節感は欠かせない。
10年ほど前から、小中高校そして大学で「POP広告」の講義をすることが増えている。
特に、生徒さんたちがマーカーを使いながら「手描きPOP」を作成するのだ。
文科省の学習指導要綱に「POP広告」の授業があるのは下記2点の理由からである。
1)若い世代の“読書離れ”
読書普及のツールとして「POP作成」が有効なのだ。
これまでの読書の後に待っている感想文。これに抵抗を感じ読書が嫌いになるケースがある。
しかし、感想文の代わりに「POP広告」の作成となると楽しんで取り組むようだ。
2)地域社会との連携
生徒さんたちが地域商店街を歩き、自分がPRしたいと思った商品の「手描きPOP」を作成するのだ。
拙著「繁盛店が必ずやっているPOP 最強のルール」(ナツメ社)に掲載のある「POP甲子園」のページその模様がある。
生徒さんたちの「手描きPOP」はその商品を取り扱っている店舗に掲示されるのだ。
もちろん商品の売れ行きは上々である。
若い世代は新しい商業施設に買い物に行きがちだが、自分の「手描きPOP」がある商店街に足を向かせるツールとなっている。
「POP広告」は俳句同様、若い世代には教育の場ですでに接点がある身近なツールになっていることは、40代以上の世代には意外に感じるかもしれないが現実である。
前述のとおり、スポンサー企業からお題(テーマ)となる商品を提供頂く。
番組に出演するタレントさんが作成した「手描きPOP」を公開する。
俳句に例えると夏井先生のポジションに専門家である私が担当する。
POP検定の採点を務めているので評価ポイントは熟知している。
番組構成
番組構成を考えてみた。
前後半でこんな感じである。
番組でフューチャーされた商品が話題になることは理解できることだ。
この企画の場合、さらに上記ステップ9がポイントとなる。
ここからの展開は、これまでにないテレビ番組の新たなステージとなる。
展開方法については、具体的に進行するときに開示したい!いかがだろうか(笑)
目的は大きく3つある。
- SNSでの有力素材である手描きPOPをマスメディアと融合させることで視聴率UP
- 俳句と似た言葉の感性や技能に加え、手描きPOPのビジュアル面での楽しさ
- スポンサーまたは農水産業に貢献
結果、これまでのCM以上の効果となり、スポンサーからの評価アップへ。
農水産品の場合は、生産物のPR並びに日本の農水産業の素晴らしさを伝える機会となる!
このように「手描きPOP」は番組内ではエンターテインメントのツールとして。
番組外では日本経済に貢献できるツールとなる。
沼澤 拓也
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